Anima Sana in Corpore Sano


"Anima Sana in Corpore Sano"
(健全な精神は健全な肉体に宿る)


アシックス創業者の鬼塚喜八郎さんが昨年9月、亡くなりました。
起業の原点は、
「戦後、焼け野原で見た少年少女の輝きを失った目だった」そうです。
創業は1949年。
ヤミ商売に明け暮れ、非行に走る子どもたちに、
「夢を与えたい!!」と決意し、
スポーツで立ち直らせようと運動靴作りに踏み出しました。
この時の思いと情熱が、無名の「鬼塚商会」を世界的な総合スポーツメーカー「アシックス」に育て上げたのです。
77年に「アシックス」を発足。
ラテン語の"Anima Sana in Corpore Sano"の頭文字から取ったもので、焼け野原での決意を、改めて社名に託したといえましょう。
95年に代表権のない会長に退き、起業や青少年問題などの講演、執筆、スポーツ振興などに尽力しました。
05年夏の毎日新聞のインタビューでは「少年犯罪の多発やニートと呼ばれる働かない若者の増加が気がかり」と話し、
「大人が大きなことを怠ってきた。
 子供たちに正当な仲間として接し、正常な人間の営みを教える必要があった。
 人のため社会のために働き、ともに泣いて喜ぶ。
 本当の喜びは苦しさの後に訪れる」
と語っています。
現在、アシックスは、大リーグのイチロー選手や、マラソンの高橋尚子選手らの特注シューズメーカーとして知られるほか、陸上競技、
サッカー、バスケットボールなど各種競技のシューズやウエアを製造しています。
氏はこうも語っていました。
「なぜ町工場の靴屋が世界ブランドになったのか?
 それには起業した動機が大変重要である。
 私利私欲ではなく、使命感を持ってやり抜くことが大切で、強い意志と社会貢献の精神がないと事業は成功しない。」


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≪今日の1言≫

「人の一生は 重荷を背おうて 遠き道を行くが如し」


人気NHK番組・「プロフェッショナル・仕事の流儀」スペシャルで、イチローが特集されました。
首位打者2回、7年連続200本安打、シーズン262安打のメジャーリーグ記録の樹立。
この、全世界が熱狂した輝かしい記録の裏側には、イチローの壮絶な、自己との戦いがあります。
大事な場面で、打てない。
すべきことは分かっているのに、重圧に体が動かない。
200本安打への挑戦と、シーズン終了ギリギリまで続いた首位打者争いは、確実にヒーローの精神を追いつめていました。
首位打者を逃した、と確定した打席のあと、目を赤くして守備についたイチローの姿は忘れられません。
「過去の自分のバッティングを振り返ると、よくあれで打てたなって、今もそう思うんです。
 これは終わりがないんですよ。」
あれだけの記録を樹立しながら、過去の栄光や現状に決して満足せず、理想のバッティングを求め続けるイチロー。
そんなイチローに憧れる子どもたちは数知れず。
その努力を、誉め讃えない大人はいません。
しかし、どんなバッティングができれば、どこまで記録をのばせば、イチローは心から安心・満足できるのでしょうか。
どれだけ周りから羨望のまなざしでみられても、本人に安心・満足がないとは・・・。
「プロフェッショナルとは、
 ファンを圧倒し、選手を圧倒し、
 圧倒的な結果を残す、ということです。」 (イチロー)
イチローの戦いは、今年も続きます。

テーマ : みんなに知ってもらいたい - ジャンル : 日記

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